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SS750 Ducatiの特徴と魅力を徹底解説!希少なスポーツバイクの実力

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SS750 Ducatiは、ドゥカティのスポーツバイクシリーズの中でも特に魅力的なモデルです。1990年代から2000年代初期にかけて生産され、希少性の高いこのバイクは、上級者向けの仕様と鋭い走行性能で多くのライダーを魅了しています。排気量750ccのL型2気筒エンジンを搭載し、軽量で高い操作性を誇るSS750 Ducatiは、スポーツライディングに必要なテクニックを存分に試される一台です。

本記事では、SS750 Ducatiのエンジンスペックや足回りの特徴、さらには中古市場での価格傾向や購入時のポイントについて詳しく解説していきます。希少なスーパースポーツをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

記事のポイント

  • SS750 Ducatiのエンジンスペックと特徴
  • SS750 Ducatiの操縦性と上級者向けの特性
  • 中古市場での希少性と価格の傾向
  • 購入時の注意点とチェックポイント

SS750 Ducatiの魅力と特徴

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  • SS750 Ducatiとは?
  • エンジンスペック
  • 乗り手を選ぶ鋭い操縦性
  • 足回りと設定
  • 希少性と中古市場
  • カラーとスタイルのバリエーション

SS750 Ducatiとは?

SS750 Ducatiは、ドゥカティが1990年代から2000年代初期にかけて生産したスポーツバイクの1つです。SS750は、「SuperSport(スーパースポーツ)」シリーズの中で排気量750ccのモデルとして位置づけられています。900ccの上位モデル「SS900」との関連があるものの、SS750は軽量で操作性が高く、ややコンパクトなサイズ感が特徴です。このため、排気量の大きいモデルよりも操縦に繊細なテクニックが求められ、ライダーとの一体感を重視する設計となっています。

特徴的な部分の一つに、ドゥカティ独自の「L型2気筒エンジン」を搭載している点が挙げられます。L型エンジンとは、V型エンジンを横に倒したような形で、車体全体の重心を低く保つことができるため、安定感のある操縦が可能になります。SS750はまた、デスモドロミックバルブシステムも採用しており、これはドゥカティの代名詞とも言える技術です。デスモドロミックバルブは、バルブの開閉を正確に制御するため、エンジンの回転数が高くなる場面でもスムーズな操作が可能です。

また、SS750はSS900に比べて出力が抑えられているものの、軽量さを生かして鋭いコーナリング性能を発揮します。このため、より俊敏でストイックなライディングが楽しめるバイクとなっています。しかし、初心者には少々難しいモデルであり、上級者や特にスポーツ走行に興味のあるライダー向けのバイクです。中古市場でもSS750は希少価値が高く、コレクターからも評価されています。

いずれにしても、SS750 Ducatiはドゥカティらしい鋭い走行性能と、エンジンの鼓動を直に感じられるバイクです。個性的な走りを楽しみたい、またバイクとの対話を求めるライダーにとっては、唯一無二のモデルと言えるでしょう。

エンジンスペック

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ドゥカティ 750SSに搭載されているエンジンは、排気量748ccのL型2気筒エンジンです。ドゥカティらしい「デスモドロミック」バルブシステムを採用しており、2バルブのシンプルな構造ながらも、正確でスムーズなバルブ開閉を実現しています。このデスモドロミック機構により、高回転でもバルブの制御がしやすく、エンジンのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能です。エンジンは最高出力64馬力を8,250rpmで発揮し、最大トルクは6.1kgmを6,000rpmで発生します。このパワースペックは、750ccクラスとしては適度な出力とトルクを備えており、必要十分な加速力を持っています。

また、SS750のエンジンは空冷方式を採用しています。空冷エンジンはシンプルな構造でメンテナンス性が高く、さらにエンジンの冷却機構が複雑でないため軽量化にも貢献しています。その一方で、空冷エンジンは熱に弱く、高速走行や炎天下での使用時にエンジンが熱くなりやすいというデメリットもあります。特にスポーツ走行では、この特性を理解し、適切な速度や休憩をとることが大切です。

750SSには、EFI(電子制御燃料噴射装置)が採用されており、これにより燃料供給が精密に制御され、安定したエンジン性能が発揮されます。このEFIにより、街乗りからスポーツ走行まで幅広いシーンで快適なライディングが楽しめます。さらに、SS750はセルスターター方式を採用しており、始動も容易に行えます。

乗り手を選ぶ鋭い操縦性

SS750 Ducatiは、その鋭い操縦性が大きな特徴の一つです。しかし、すべてのライダーが簡単に乗りこなせるバイクではありません。SS750はスポーツ走行を楽しむ上で、ライダーにある程度の技量を求める設計となっており、これが「乗り手を選ぶ」と言われる理由です。SS750は、同シリーズの上位モデルであるSS900に比べてパワーは控えめですが、その分ライダーが積極的に車体をコントロールする必要があります。スロットル操作だけでなく、体重移動や姿勢の調整といった「体を使った操作」が求められるため、スポーツバイクに慣れていないライダーには少々ハードルが高いでしょう。

この「鋭い操縦性」を実感するには、コーナリングが鍵となります。SS750は足回りのセッティングがやや硬めに調整されているため、一定のコーナーリングスピードを維持することでバイク本来の性能を最大限に引き出せます。しかし、この特性は、経験の浅いライダーや街乗りメインのユーザーには扱いにくさを感じさせる場合もあります。十分なスピードと適切なテクニックを駆使することで初めてSS750の魅力を感じられるため、ライダーに一定のスキルが求められるバイクなのです。

SS750の操縦性は非常にダイレクトで、ライダーが入力した操作がそのまま反映されます。たとえば、ハンドル操作やブレーキング、コーナーリング中の姿勢変化など、わずかなアクションが走行に影響を与えるため、ライダーには集中力と正確な操作が必要です。この特性は、上級者には楽しい反面、初心者には少々厳しく感じられるかもしれません。とはいえ、しっかりとしたスポーツライディングのスキルがあるライダーにとっては、SS750は真価を発揮する相棒となるでしょう。このように、SS750はテクニックを試されるバイクであり、操縦性に挑戦したいライダーに向いています。

足回りと設定

SS750の足回りは、上位モデルのSS900といくつか異なる点があり、これが乗り心地や走行特性に影響しています。まず、SS750の足回りは、全体的に硬めにセッティングされています。これは、スポーツ走行時にしっかりとした安定感を提供するためであり、高速コーナリングやシビアな操縦を支える設計です。ただし、この硬めのセッティングは、一般の街乗りやツーリングではやや振動が伝わりやすく、長時間の走行で疲れを感じやすいといったデメリットもあります。これにより、SS750は短距離でのスポーツ走行やサーキットでのライディングに特化したモデルであることがわかります。

また、SS750はSS900と異なり、フロントフォークにアジャスト機能が搭載されていません。このため、足回りの調整をライダー自身で行うことは難しく、標準設定のままで走行する必要があります。この特徴から、特にサスペンション設定をこだわりたいライダーには若干の物足りなさを感じるかもしれません。しかし、標準の硬めのセッティングはスポーツ走行には十分適しており、適切な操作でコーナリングを鋭く楽しむことができます。

さらに、リアの足回りについてはSS900と同様のザックス製リアショックが装備されています。このリアショックは、スポーツ性能と安定感を両立させており、スムーズな減衰力を提供します。一方で、スイングアームはスチール製であり、これもSS900とは異なる点です。スチール製のスイングアームは、アルミ製に比べてやや重いものの、強度と耐久性があり、信頼性を重視するライダーには安心できる仕様です。SS750の足回りはシンプルな構造ながらもスポーツ走行に十分な性能を発揮し、上級者向けのスパルタンな走りを楽しむための設計となっています。

希少性と中古市場

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750SSはドゥカティのスポーツモデルとして発売当時から高い評価を受けていましたが、その後の生産数は限られており、現在では市場で非常に希少な存在となっています。多くのライダーに支持されてきたSS900に比べ、750SSは「乗り手を選ぶ」という特性が強く、一定の技量を持つライダーにこそふさわしいバイクとされてきました。このため、SS750はドゥカティの中でも、玄人好みのモデルとして扱われてきました。このような背景から、生産数も抑えられており、結果として現在の中古市場では数が限られているのが現状です。

中古市場での750SSの価値は、手に入れづらさと共に独特の希少性が加味されて高まっています。価格は他の一般的な中古バイクに比べて割高に設定されている場合が多く、特に状態の良いものや低走行距離の車両はさらに価値が高い傾向にあります。さらに、もともとリーズナブルな価格設定で登場したモデルであったため、中古市場での価格はそれほど跳ね上がってはいませんが、需要の高さと供給の少なさから、750SSを探すこと自体が難しいと感じる人も多いでしょう。

そのため、750SSを求めている場合には、入手のタイミングが非常に重要です。市場に出回る機会が少なく、見つけたときに即決することでしか手に入れられないことがほとんどです。実際、購入をためらっている間に他の買い手に渡ってしまうことも珍しくありません。希少価値のあるモデルのため、コレクションとしても高い人気があり、特にドゥカティファンやクラシックスポーツモデルに興味のある人からは注目を集めています。手に入れるには、専門の中古バイクディーラーや、ドゥカティに詳しい販売店でチェックすることが良い手段となるでしょう。

カラーとスタイルのバリエーション

750SSには、カラーリングとスタイルの面でもドゥカティらしい魅力が詰まっています。基本的なカラー展開として、ドゥカティの象徴でもあるレッドやイエローが採用されており、これらの色は視覚的にも強い印象を与えます。特にレッドはドゥカティの伝統的なカラーであり、バイク全体にスポーティで情熱的な印象を与えています。一方、イエローはより個性的で目立つカラーであり、ドゥカティのラインナップの中でもユニークな存在感を放っています。これらのカラーは750SSのスポーツバイクとしてのイメージをより引き立て、カラーの選択によってライダーの個性も反映できる仕様となっています。

スタイルの面では、750SSにはフルカウルとハーフカウルの2種類が設定されており、好みに応じて選べることが魅力です。フルカウルは風の抵抗を軽減し、高速走行時にも安定したライディングを可能にするデザインです。これに対し、ハーフカウルは軽快さが増し、特に街中での操作性が高く、よりスタイリッシュで扱いやすいバイクとして選ばれることが多いです。また、カウルのデザインもシンプルでありながらスポーティな印象を与えており、750SSがただのスポーツバイクではなく、ファッション性の高いバイクであることを強調しています。

さらに、年式や市場の流通状況によっては、ホイール形状にもわずかな違いが見られることがあります。これらのディテールの違いは、個体ごとに異なる特徴を持ち、コレクター心をくすぐるポイントとなっています。カラーやスタイルの選択肢があることで、750SSはカスタマイズ要素も高く、自分だけのオリジナルなバイクとして手に入れる楽しみもあります。750SSを購入する際には、これらのカラーバリエーションやカウルタイプをチェックすることで、より自分のライディングスタイルや好みに合った一台を見つけることができるでしょう。

SS750 Ducatiの購入を考える人へ

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  • 中古車購入のポイント
  • 中古価格の傾向
  • エントリーモデルかベテラン向けか
  • スペック比較:SS750 vs 他モデル
  • 2001年当時の価格とお買い得感
  • SS750を探す際の注意点
  • SS750 Ducatiの特徴と魅力を徹底解説!希少なスポーツバイクの実力について総括

中古車購入のポイント

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ドゥカティ 750SSを中古で購入する際には、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。まず、750SSは生産年数が限られている希少モデルのため、市場に出回る中古車両の数が少ないのが現状です。このため、購入するタイミングや入手先の選択が重要になります。通常の中古バイク販売店やインターネットの中古車サイトでは見つからない場合も多いため、ドゥカティの専門ディーラーや、クラシックバイクを取り扱うショップなどを訪ねると良いでしょう。ドゥカティに精通した販売店であれば、整備状況や車両の履歴についても詳しく把握していることが多く、信頼できる情報を提供してくれる可能性が高まります。

また、750SSの中古車を購入する際には、エンジンや足回りの状態をよく確認することが重要です。750SSは空冷L型2気筒エンジンを搭載しており、適切なメンテナンスが欠かせません。エンジンの冷却が不十分な場合や、長期間の放置があった場合にはエンジン内部に劣化が生じている可能性もあります。購入前には、できるだけ試乗してエンジンの音や振動、アイドリングの安定感をチェックすることが望ましいです。特に高回転でのエンジン音に異常がないかどうかを確認することで、エンジンの状態を見極めやすくなります。また、デスモドロミックバルブシステムが採用されているため、バルブクリアランスの調整が適切かどうかも重要なチェックポイントです。

さらに、750SSの中古車両を選ぶ際には、足回りのメンテナンス履歴についても確認しておくことが推奨されます。特にサスペンションの状態やブレーキの性能は、バイクの操縦性に大きく影響を与えます。750SSのフロントフォークにはアジャスト機能がないため、標準の状態でどれだけ快適に走れるかを事前に確認することも大切です。また、リアショックやスイングアームのコンディションも、快適なライディングのためには見逃せません。中古車の場合、経年劣化が見られることも多いため、必要であれば交換やメンテナンスの費用がかかることを覚悟する必要があります。

価格については、750SSは希少性のあるモデルですが、当時の価格設定が比較的リーズナブルだったため、現在の中古市場でも比較的手頃な価格で見つかることが多いです。しかし、その分、コンディションにばらつきがあり、安価なものはメンテナンスコストがかさむ可能性があるため、価格だけでなく全体の状態を考慮した判断が重要です。信頼できる販売店やメカニックに相談しながら慎重に選ぶことで、安心して長く乗れる750SSを手に入れることができるでしょう。

中古価格の傾向

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SS750の中古価格は、モデルの希少性と状態に大きく左右されます。このモデルは、ドゥカティのスーパースポーツシリーズの中でも少数生産されており、特に良好なコンディションのものは年々市場に出回る数が減少しています。そのため、希少なモデルを求める愛好家やコレクターからも注目され、中古価格がやや高騰する傾向があります。SS750は当初の新車価格がリーズナブルに設定されていたため、中古価格も他のドゥカティのハイエンドモデルと比較すれば控えめに感じられるかもしれませんが、良好な状態を維持している車両に関しては高額で取引されることも少なくありません。

また、SS750の中古価格に影響を与える要素として、走行距離とメンテナンス履歴が挙げられます。走行距離が少なく、メンテナンスがしっかりと行われている車両は特に価値が高まります。ドゥカティ特有のデスモドロミックバルブシステムを搭載しているため、定期的なバルブクリアランスの調整が必要です。このメンテナンスが行われているかどうかは中古車両の状態に大きく影響するため、整備記録が確認できる個体は評価が高くなりやすいです。反対に、メンテナンスが不十分なものや消耗品の交換が行われていない場合は、中古価格が抑えられていることもありますが、購入後に追加の整備費用が発生する可能性があります。

市場での価格帯は、コンディションや年式、希少性により幅広く設定されていますが、安価なものは状態にばらつきがあることが多いため、信頼できる販売店での購入がおすすめです。中古車オークションや専門ディーラー、クラシックバイクの販売店で探すことにより、価格と状態のバランスの良い車両を見つけやすくなります。SS750はその希少性ゆえに市場での出会いが限られているため、希望の車両が見つかった際には、早めに購入を決断することも大切です。コレクターズアイテムとしての価値も高く、年数が経つほど希少価値がさらに高まる可能性があるため、今後も一定の価格維持が期待されます。

エントリーモデルかベテラン向けか

SS750は、排気量とパワーから見ればエントリーモデルの位置づけに思われがちですが、実際はどちらかといえばベテランライダー向けのモデルといえます。このモデルは、ドゥカティ独特のL型2気筒エンジンや硬めにセッティングされた足回りを搭載しており、ライダーにはある程度のテクニックと経験が求められます。SS750は軽量で取り回しが良い一方で、スロットルだけで簡単に車体をコントロールできる設計ではなく、ライダーの体重移動や適切な姿勢調整など、体全体を使った操作が必要です。この特性が、スポーツライディングの醍醐味を感じたい上級者にこそふさわしいバイクとして位置づけられる理由です。

さらに、SS750のエンジンは高回転でその本領を発揮しますが、全体的にパワーが控えめであるため、ただアクセルを開けるだけでパワーを引き出せるわけではありません。コーナリング時にはしっかりとスピードを維持しながら操作をする必要があり、単純な操作だけでは本来のパフォーマンスを楽しめないという特徴があります。これにより、エントリーモデルとしてはややハードルが高く、スポーツライディングに習熟したライダー向けといえるでしょう。初心者が手にする場合、ドゥカティ独自の走行特性に慣れるまで苦戦することが予想されますが、その反面、上級者には楽しみがいのあるバイクです。

このように、SS750はエントリーモデルとして販売された背景があるものの、その操縦性や特性から、真の意味でのエントリーモデルとは言えません。むしろ、ストイックにスポーツ性能を追求したいと考えるベテランライダーにとってこそ魅力的な1台です。ゆえに、SS750は「ベテラン向けのエントリーモデル」とも言える独自の立ち位置にあり、スポーツバイクの操作を追求したいライダーにおすすめです。

スペック比較:SS750 vs 他モデル

SS750は、ドゥカティのスーパースポーツシリーズの中でも、エントリークラスの排気量である750ccを搭載しており、同シリーズの上位モデルであるSS900としばしば比較されることが多いモデルです。SS750とSS900は基本的な設計が共通していますが、性能面にはいくつかの明確な違いがあります。まず、エンジンの排気量が異なるため、SS750の出力は64馬力と抑えられており、SS900の80馬力と比較すると控えめです。このため、SS900のような力強い加速を求めるライダーには物足りなく感じられる一方で、SS750はより軽快な走りと、ライダーが車体の挙動をコントロールする楽しさを味わえるようになっています。

また、SS750とSS900の装備にもいくつかの違いがあります。SS900はフロントフォークにアジャスト機能が搭載されているため、乗り心地や走行環境に応じてサスペンションを調整できますが、SS750にはこの機能がありません。そのため、SS750は標準の硬めのセッティングでの走行となり、より一貫した操縦感覚を求められる仕様となっています。また、SS750はスイングアームがスチール製で、これにより耐久性が高い一方、アルミニウム製のSS900と比べるとやや重量があります。この違いは、走行時の安定感に寄与するものの、軽量化が求められるサーキット走行などではSS900のほうが優れている場合もあります。

燃料タンク容量やシート高、ホイールベースといった寸法面は両モデルともにほぼ同じで、スポーツライディングの安定感を保つよう設計されています。ただし、ホイールデザインやカラーリングには異なる仕様が採用されていることもあり、年式によっては見た目の違いが際立つ場合もあります。さらに、SS750はより控えめなパワーが魅力であり、一般道での扱いやすさに優れ、街乗りからスポーツ走行まで幅広いシーンで楽しむことができます。一方、SS900は高出力のエンジンにより、高速域でのスピードや加速性能を重視するライダーに向いています。こうした点から、SS750は「操縦性の良さと軽快さ」を求めるユーザーに、SS900は「パワーとスピード」を求めるユーザーに適したモデルと言えるでしょう。

2001年当時の価格とお買い得感

2001年当時のSS750の価格は94万5千円(税別)で、同シリーズの上位モデルであるSS900と比較すると、およそ30万円程度安価に設定されていました。この価格設定により、SS750はドゥカティのスポーツモデルに憧れを持ちながらも、比較的リーズナブルに手に入れたいライダーにとって大きな魅力となっていました。SS900の性能が必要以上に高く感じられるユーザーや、エントリーモデルとして手に取りやすい価格を求めるユーザーにとって、SS750は非常にお買い得な選択肢として位置づけられていました。

また、SS750は当時のラインナップの中でモンスター400に次ぐ低価格モデルでありながら、ドゥカティならではのスポーティな走行性能と鋭い操縦性を備えていました。このため、SS750は価格以上の価値を持つモデルとして高く評価され、多くのライダーに選ばれていました。一般的に、同クラスのスポーツバイクと比較しても、SS750はドゥカティ独自のデスモドロミックバルブシステムや空冷L型2気筒エンジンを採用しており、この価格帯でそのような高度なテクノロジーを体感できることは大きな魅力でした。

現在でも、SS750はその価格と性能のバランスから中古市場で根強い人気があり、希少性が高まることでその価値も維持されています。SS750は、単なる「エントリーモデル」に留まらず、ドゥカティの本格的なスポーツバイクをリーズナブルに体験できる1台として注目されています。もし、過去の名車に興味がある場合には、当時の価格と今の市場価値を比較しつつ、SS750の魅力に触れてみると良いでしょう。

SS750を探す際の注意点

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SS750を探す際には、いくつかの注意点を押さえておくと良いでしょう。このモデルは、ドゥカティのラインナップの中でも特に希少性が高く、数が限られているため、中古市場での流通量が少なくなっています。そのため、SS750を購入したいと考えている場合には、適切なタイミングで行動することが大切です。中古市場に出回ったときにすぐに決断できるよう、事前にどのような状態を重視するか、予算をどれくらいに設定するかなど、希望条件を明確にしておくことがポイントです。

まず、SS750の状態については、年式や走行距離によって品質に大きな差が出る可能性があります。特に、エンジンや足回りの状態は、購入後のメンテナンス費用にも影響するため、注意が必要です。SS750にはドゥカティ独自のデスモドロミックバルブシステムが採用されており、このバルブシステムは高回転域でのパフォーマンスを引き出す反面、定期的なメンテナンスが必要とされます。バルブクリアランスの調整が怠られている場合、エンジンの性能が低下するだけでなく、大きな修理が必要になるリスクもあります。購入前に、メンテナンス履歴やバルブ調整がきちんと行われているかを確認し、可能であれば試乗をしてエンジンのスムーズさや音をチェックすることが大切です。

また、足回りの確認も忘れてはなりません。SS750の足回りは、標準で硬めにセッティングされていますが、サスペンションの劣化や調整不足により、乗り心地が損なわれている場合があります。SS750はフロントフォークにアジャスト機能がないため、サスペンションの状態に大きな差が出ることは少ないものの、長期間の使用や走行環境によっては、ダンパーの劣化などで操縦性に影響が出ていることがあります。特にリアショックの状態や、タイヤの摩耗具合も確認し、購入後にすぐ交換や調整が必要かどうかを判断しておきましょう。

さらに、SS750は生産年が限られているため、年式ごとに仕様が微妙に異なることがあります。年式によってはホイールのデザインが異なったり、カラーリングに違いがあるなど、見た目やパーツに差が生じているケースもあります。こうした仕様の違いを楽しみつつ、自分の好みに合ったモデルを選ぶのもSS750ならではの楽しみ方と言えますが、特に拘りがある場合は事前にその年式の仕様を確認しておくと良いでしょう。

最後に、SS750は希少性が高いため、信頼できる販売店やドゥカティの中古モデルを専門に取り扱うショップでの購入がおすすめです。信頼性のある販売店では、車両の整備履歴を確認できることが多く、購入後も適切なメンテナンスサポートを受けやすくなります。さらに、こうした専門の販売店であれば、SS750の購入に関する詳しいアドバイスも受けられるため、安心して購入できるでしょう。

SS750 Ducatiの特徴と魅力を徹底解説!希少なスポーツバイクの実力について総括

記事のポイントをまとめます。

  • SS750 Ducatiは1990年代から2000年代初期に生産されたスポーツバイク
  • 排気量750ccで「SuperSport」シリーズに属する
  • 上位モデルSS900よりも軽量で操作性が高い
  • ドゥカティ独自のL型2気筒エンジンを搭載
  • エンジンの低重心化により安定した走行が可能
  • デスモドロミックバルブシステムを採用し高回転域での性能が優れる
  • SS900に比べパワーは控えめだが鋭いコーナリング性能が特徴
  • 操縦にはライダーの繊細なテクニックが求められる
  • 初心者には難しく上級者向けの仕様
  • 希少価値が高く中古市場でもコレクターに人気がある
  • 空冷方式のエンジンで、メンテナンス性が良いが高温に弱い
  • 電子制御燃料噴射装置(EFI)により燃料供給を最適化
  • フルカウルとハーフカウルのスタイルが選択できる
  • レッドとイエローのカラーバリエーションがある
  • フロントフォークにはアジャスト機能がない
  • スイングアームはスチール製で耐久性がある
  • 足回りは硬めの設定でスポーツ走行に適する
  • 2001年当時の価格は94万5千円(税別)でお買い得だった
  • 現在では希少性から中古価格が上昇傾向にある
  • 特定の年式でホイール形状や細部の仕様に違いがある
  • 希少なため中古市場では早期の購入決断が必要
  • スポーツライディングの操作を追求するライダーに向く
  • メンテナンス履歴やエンジンの状態をよく確認して購入するのが望ましい
  • 信頼できる中古バイク専門店で購入するのが安心

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