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M1000RR S1000RR 違いは何?カーボンパーツや軽量化を比較

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↑イメージ:ツーホイールズライフ

BMWのスーパースポーツバイクとして人気の「M1000RR」と「S1000RR」。この2台の違いが気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「M1000RR S1000RR 違い」を徹底的に解説し、それぞれの特徴や性能、そして価格に至るまで詳しく比較していきます。

エンジン性能や軽量化、カーボンパーツの違いから、電子制御システムやデザイン面での差まで、これから購入を検討している方に役立つ情報をお届けします。

記事のポイント

  • M1000RRとS1000RRのエンジン性能の違い
  • 車体の軽量化やカーボンパーツの違い
  • 電子制御システムとブレーキの違い
  • 価格とコストパフォーマンスの違い

M1000RR S1000RR 違い

↑イメージ:ツーホイールズライフ

  • エンジン性能の違い
  • 軽量化とカーボンパーツの違い
  • 電子制御システムの違い
  • ブレーキシステムの違い
  • 価格の違い
  • 外観とデザインの違い

エンジン性能の違い

M1000RRとS1000RRのエンジン性能にはいくつかの大きな違いがあります。まず、M1000RRは212馬力を誇る一方、S1000RRは207馬力と少し控えめな出力です。このわずかな出力差ですが、特にサーキット走行などでの高回転域でその差が感じられることが多いです。M1000RRは、最高回転数が15,100rpmまで引き上げられており、より高いパフォーマンスを発揮します。

また、M1000RRはエンジン内部に改良が加えられ、新設計のピストンやチタン製コンロッドが使用されています。これにより、エンジンのレスポンスが向上し、特に高回転域での加速が滑らかになっています。一方、S1000RRも非常に高いパフォーマンスを持っており、一般のライダーにとっては十分な出力と走行性能を提供します。

つまり、M1000RRはサーキット志向で、最高出力を重視するライダーに向いていますが、S1000RRは街乗りからスポーツ走行まで幅広く対応できるバランスの良いエンジン性能を備えています。

軽量化とカーボンパーツの違い

↑イメージ:ツーホイールズライフ

M1000RRとS1000RRの大きな違いの一つとして、軽量化とカーボンパーツの使用が挙げられます。M1000RRは、ホイールやカウルなどにカーボンファイバーを多用しており、これにより全体の重量が192kgまで軽減されています。これはS1000RRよりも5kg軽く、特にサーキット走行時にハンドリングや加速性能の向上に貢献しています。

一方で、S1000RRはアルミニウム製の部品が多く使用されており、強度と軽量化のバランスが取れています。S1000RRは197kgと若干重いですが、それでもスポーツバイクとしては十分に軽量な部類に入ります。

M1000RRのカーボンパーツによる軽量化は、特にサーキットでのパフォーマンスを追求するライダーにとって大きな魅力です。対して、S1000RRはカーボンパーツが少ない分、価格を抑えつつも高いパフォーマンスを維持しています。このように、M1000RRはより高い性能を求める方に適しており、S1000RRはコストパフォーマンスを重視するライダーに向いていると言えるでしょう。

電子制御システムの違い

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M1000RRとS1000RRの電子制御システムには、用途と性能に応じた違いがあります。まず、S1000RRにはトラクションコントロール、ウイリーコントロール、クルーズコントロールなど、さまざまな電子制御システムが標準装備されています。これらのシステムは、一般の公道走行からサーキット走行まで幅広く対応し、ライダーをサポートします。さらに、S1000RRには4つのライディングモード(Rain、Road、Dynamic、Race)が搭載されており、走行シーンに合わせて車両の設定を最適化することが可能です。

一方、M1000RRは、さらに高度な電子制御システムが搭載されています。特に「レースプロモード」が3つ追加されており、サーキットでの走行に特化した細かな設定が可能です。さらに、M1000RRには最新のIMU(慣性計測装置)が搭載されており、より精密なトラクションコントロールやウイリーコントロールが行えます。これにより、サーキット走行時にはライダーがより高いパフォーマンスを引き出せる設計になっています。

このように、S1000RRは公道とサーキットの両方での使用に対応したシステムを持ち、一方M1000RRはサーキット走行でのパフォーマンスを重視した電子制御を備えています。

ブレーキシステムの違い

M1000RRとS1000RRのブレーキシステムは、性能と設計において明確な違いがあります。S1000RRには高性能なディスクブレーキが採用されており、前輪には320mmのダブルディスク、後輪には220mmのシングルディスクが搭載されています。これにより、公道での優れた制動力を確保し、急ブレーキ時でも安定した走行を実現します。また、S1000RRにはABS(アンチロックブレーキシステム)も標準装備されており、安全性も高いです。

一方、M1000RRはさらに強化されたブレーキシステムを採用しています。特に注目すべきは、「Mブレーキ」と呼ばれる専用設計のブレーキキャリパーです。これはNISSINと共同開発されたもので、S1000RRと比較して軽量であり、かつ制動力も向上しています。さらに、M1000RRにはエンデュランス用のブレーキパッドが用意されており、サーキットでの高負荷環境でも安定したブレーキングが可能です。

M1000RRのブレーキシステムは、特にサーキット走行を前提に設計されており、精度の高い制動力を提供します。S1000RRのブレーキシステムは、公道や一般的なスポーツ走行に十分な性能を持つ一方、M1000RRはよりハードな環境での使用に耐える設計がされています。

価格の違い

M1000RRとS1000RRの価格には大きな差があります。S1000RRはスポーツバイクとしての性能を持ちながら、比較的手頃な価格設定が特徴です。日本市場では、S1000RRは約2,646,000円(税込)から購入可能で、エンジン性能や電子制御システム、デザインの全てにおいて高いコストパフォーマンスを提供しています。この価格設定により、S1000RRは幅広いライダー層に支持されています。

一方で、M1000RRはさらに高性能な仕様で設計されており、そのため価格も高額です。M1000RRは約3,849,500円(税込)から販売されており、これはS1000RRよりも約1,200,000円高い価格です。カーボンパーツの使用や、サーキット向けに特化した電子制御システムが追加されているため、M1000RRは特にレースや高性能を求めるライダーに適しています。価格は高いですが、それに見合った装備や性能が搭載されているため、本格的にスポーツ走行を楽しむ方には最適な選択肢です。

外観とデザインの違い

M1000RRとS1000RRの外観とデザインにもはっきりとした違いがあります。まず、S1000RRはスポーティで洗練されたデザインが特徴です。全体的に鋭角なラインが走り、エアロダイナミクスを意識したカウルデザインは、風の抵抗を軽減するために工夫されています。また、フロントにはS1000RR特有の非対称なデザインのヘッドライトが採用されており、見た目からも個性を感じさせます。

一方、M1000RRはさらにレース志向のデザインが強調されています。特に目を引くのはカーボン製のウイングレットです。これにより、高速走行時にダウンフォースが加わり、車体の安定性が向上します。M1000RRは専用の「M」ロゴをあしらったカラーデザインが施され、より高級感とスポーティさを兼ね備えています。M1000RRのカーボンパーツは軽量化にも貢献しており、デザインと機能の両方を高めています。

このように、S1000RRは一般のスポーツバイクとしてのバランスが取れたデザインであり、M1000RRはレース志向を意識したアグレッシブな外観を持っています。それぞれのデザインは、使用用途やライダーの好みに応じた選択を提供します。

M1000RR S1000RR 違い

↑イメージ:ツーホイールズライフ

  • 街乗りに適しているか?
  • M1000RR Mコンペティションパッケージの特徴
  • 50周年記念モデルの詳細
  • 中古市場の動向
  • 信頼性はどうなのか?
  • 価格とコストパフォーマンス
  • M1000RR S1000RR 違いは何?カーボンパーツや軽量化を比較について総括

街乗りに適しているか?

M1000RRはサーキット走行を強く意識して設計されていますが、街乗りでの使用も可能です。ただし、街乗りに関しては慎重に考慮するべき点があります。まず、212馬力という高出力エンジンは街中で発揮する機会が少なく、渋滞や低速走行時にはオーバースペックと感じる場面もあります。また、軽量化されたカーボンパーツや硬めのサスペンションセッティングは、快適さよりもパフォーマンス重視のため、路面の凹凸や段差が多い街乗りでは、やや硬く感じることがあるでしょう。

さらに、M1000RRはエンジンの熱が強く、街乗りでの低速走行では熱の影響を受けやすい点もデメリットです。しかし、街乗りで目立つスタイリングや、信号待ちでの加速の楽しさは他のバイクにはない魅力があります。もし、サーキットと街乗りを両立したいという方にとっては魅力的な選択肢ですが、快適な街乗りを求める方には少しハードルが高いかもしれません。

M1000RR Mコンペティションパッケージの特徴

M1000RRのMコンペティションパッケージは、M1000RRをさらに高性能化させるオプション装備です。このパッケージには、カーボンパーツや軽量化されたホイール、さらにレーシングパーツが含まれており、サーキット走行をより本格的に楽しみたいライダーに向けた仕様です。特にカーボン製のフロントフェンダーやリアホイールカバーは、軽量化を実現し、ハンドリング性能を向上させます。

また、Mコンペティションパッケージには、リアセットやスポーツシートが含まれており、より攻撃的なライディングポジションが取れるようになっています。さらに、Mエンデュランスチェーンが標準装備され、メンテナンスの手間を軽減しつつ、長時間の高負荷走行にも耐えられる仕様になっています。

このパッケージは、価格が高めであるため、街乗りや一般的なツーリング向けというよりは、サーキットでのタイム短縮やパフォーマンス向上を目指すライダーに最適です。M1000RRをフルに活かしたい方にとって、Mコンペティションパッケージは非常に魅力的なオプションと言えるでしょう。

50周年記念モデルの詳細

M1000RRの50周年記念モデルは、BMW Motorradが50年にわたるレース活動と技術革新を祝うために特別に制作された限定モデルです。この記念モデルは、通常のM1000RRと基本的な性能や仕様は同じですが、特別なデザインや装飾が施されています。例えば、特別な50周年記念のロゴやカラースキームが採用されており、特別感を強調しています。

さらに、このモデルには、特別仕様のカーボンパーツや専用の装備が追加されており、通常のM1000RRよりもさらに高級感を引き立てています。特に、シリアルナンバー付きで限定販売されているため、コレクターズアイテムとしての価値も高く、多くのバイク愛好家やBMWファンにとって貴重な一台となっています。

中古市場の動向

↑イメージ:ツーホイールズライフ

M1000RRの中古市場は、非常に限られた台数が流通しているため、希少性が高い状況です。特に、M1000RRはサーキット走行を前提とした高性能バイクであるため、一般的な中古車と比べて価格が高めに設定されることが多いです。また、購入者の多くが高性能パーツを取り付けたり、サーキット走行で使用しているケースもあるため、状態の良い中古車を見つけることは容易ではありません。

中古市場でのM1000RRの価格は、新車と大きく変わらないことがあり、特に走行距離が少なく、メンテナンスが行き届いているものは高値で取引されています。また、Mコンペティションパッケージなどのオプション装備付きの車両はさらにプレミア価格が付くことが多いです。購入を検討している方は、信頼できる販売店や正規ディーラーを通じて、車両の状態をよく確認することが重要です。

信頼性はどうなのか?

S1000RRは、BMWのスーパースポーツバイクとして高い信頼性を持っています。BMWはエンジンや電子制御システムにおいて先進技術を取り入れており、S1000RRもその例外ではありません。特に、エンジン性能は非常に優れており、耐久性も高いため、長期間にわたって安定した走行を楽しむことができます。また、ABSやトラクションコントロールなどの電子制御システムは、ライダーの安全を確保するために高精度に動作し、日常の街乗りやサーキットでの使用にも適しています。

ただし、スポーツバイク全般に言えることですが、高性能なエンジンと部品を持つため、定期的なメンテナンスが不可欠です。特にS1000RRは、エンジンの高回転域での使用が多いと部品に負荷がかかりやすいため、オイル交換や部品のチェックを怠らないことが重要です。また、輸入車特有の修理費用やパーツの調達時間に関しては、少し注意が必要かもしれません。

全体的に、適切なメンテナンスを行えば、S1000RRは信頼性の高いバイクであり、街乗りからサーキットまで幅広い走行シーンに対応します。

価格とコストパフォーマンス

M1000RRは、非常に高性能なスーパースポーツバイクであり、それに見合った価格設定となっています。新車価格は約3,849,500円(税込)と、S1000RRに比べて大幅に高額です。しかし、その価格には、カーボンパーツを多用した軽量化、専用のMブレーキ、ウイングレットをはじめとする空力パーツ、さらに高度な電子制御システムなど、サーキットでの性能を最大限に引き出すためのさまざまな装備が含まれています。

M1000RRは、サーキット走行を頻繁に行うライダーにとっては、その高いパフォーマンスに見合うだけのコストパフォーマンスを提供しています。特に、レースプロモードやIMU(慣性計測装置)などの高度な電子制御システムが、ライダーの操作をサポートし、タイム短縮を可能にします。一方で、街乗りやツーリングをメインにするライダーにとっては、性能をフルに活用できない場合があり、価格に対して過剰なスペックと感じるかもしれません。

M1000RRは、サーキット走行を重視するライダーにとっては最適な一台であり、価格に見合うパフォーマンスを提供しますが、日常使用や街乗りを重視するライダーには、コストパフォーマンスが合わない可能性もあります。

M1000RR S1000RR 違いは何?カーボンパーツや軽量化を比較について総括

記事のポイントをまとめます。

  • M1000RRは212馬力、S1000RRは207馬力のエンジンを持つ
  • M1000RRは最高回転数15,100rpm、S1000RRは13,750rpm
  • M1000RRには新設計のピストンやチタン製コンロッドが採用されている
  • M1000RRはサーキット志向、S1000RRはバランスの取れた性能を持つ
  • M1000RRは192kg、S1000RRは197kgとM1000RRの方が軽量
  • M1000RRにはカーボンファイバー製のホイールとカウルが使用されている
  • S1000RRはアルミニウム部品が多く、価格が抑えられている
  • M1000RRには「レースプロモード」が3つ追加されている
  • S1000RRには標準でトラクションコントロールやウイリーコントロールが搭載されている
  • M1000RRのブレーキシステムは専用設計の「Mブレーキ」を採用している
  • S1000RRはABS付きの高性能ディスクブレーキを搭載している
  • M1000RRはエンデュランス用のブレーキパッドを選択できる
  • M1000RRは約3,849,500円、S1000RRは約2,646,000円から購入可能
  • M1000RRにはカーボン製ウイングレットが装備されており、ダウンフォースを生む
  • S1000RRは街乗りとサーキット走行に対応したバランスの取れたデザイン
  • M1000RRは専用の「M」ロゴとアグレッシブな外観を持つ
  • M1000RRの街乗りは可能だが、出力が高すぎる場面もある
  • M1000RRには「Mコンペティションパッケージ」というオプション装備がある
  • M1000RRの50周年記念モデルは限定のデザインと装飾が施されている
  • M1000RRの中古市場では台数が少なく高値で取引されている

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